ボッタクリ設計事務所 ②

むらた

2010年09月09日 09:11


昨日の続きです。

そのお客様が私に相談があると

いうところからですね。


準備良く色々な書類を鞄につめて込んで

おられました。


いつから道を行ったり来たりウロチョロしていた

のか分かりませんが大変だったことでしょう。。


電話をしてくれれば良かったのに後ろめたさが

あったのかもしれません。


相談というのは簡単に言えば、設計事務所の

仕事を断ったら損害金として300万円請求され

たというのです。


「やっぱりあんたのやってくれた計画の方が

素晴らしいさぁ~」

ちょっとゴマすっている感じ・・・


人間は欲の動物ですので、良いとは分かって

いても

“他にもっと良いものがあるんじゃないか。。”

なんて思ってしまうものです。


このかたの心理もそうだったんでしょう。。


「たまたま設計契約書と損害金請求書を今

持ってるんだよ。」


と分かりやすいウソをつきながらカバンの

中から書類をゴソゴソと取りだしました。


突然の予期しない相談でしたので、あいにく

私もその後予定が入っていました。

出かけようとしていたところでしたから・・・


ですので詳しくは見ることができず、

その場で簡単にチェックしましたが

設計契約の内容はひとつも履行完結

されていませんでした。


損害金の内訳書の内容は殆ど人件費でした。


「こんなのは支払う必要はないですよ。“裁判でも

何でもやったらいいさぁ”って言ってやったら良いですよ」


と言うと


「裁判なんてカッコ悪いさぁ~、、」


なんてすがるようなウルウルした瞳で私を見つめます。


私も本当に時間が無くなってきましたので

「とにかく、あとでじっくり書類見てから考えましょうねぇ」

と言い、書類を預かってその場を去りました。


車に乗って目的地に向かう途中で気づきました。

この人は私に代理人をやって欲しいのだと。。


相手と交渉して払わなくても良いように

しろということなのです。


書類預かってしまいました(笑)。

少なくとも返却するのにもう一回会わないと

いけません。。

郵送しようかな・・・


損害金の請求書を見て思い出しましたが

私は1年掛けて仕事をしましたが一銭も

もらっていません。


この設計事務所の何十倍もの仕事をしたのに(笑)。

これでは経営者としてはダメですね。


また長文になってしまい完結しませんでした。

続きは次回書きます。


よろしくお願いします。

ではまた。