沖縄の不動産屋のひとりごと。。

義父の隣の土地の買取りの話を書いていて、思い出したことがあります。

私の三重県の実家の隣の家の買取りの話です。


3年くらい前になるでしょうか、三重の実家の隣家のおばさんから、ご主人様も１０年

前に他界して、独り身で体も弱くなってきたので、養老院に入ろうか考え、３０年来

親しくしてきた隣の住人である私の実家に格安で譲りたいが如何なものかという

話がありました。


私も子供の頃からそのおばさんには可愛がって貰い、そのおばさんは子供がいない

ので、私か弟のどちらかを養子に欲しいと真剣に頼みに来たくらいでした。

そのおばさんの猫は何匹か養子（？）に貰っていたのですが、その代わりに人間を養

子に欲しいと言われても、さすがに両親はお断りしましたが。。

養子な行くなら私だったでしょう。

一般的に親にとっては、弟のほうが可愛いものですから（笑）。。

猫の養子も生みの親が隣なのですぐ里帰りしてしまいました。

私も養子に行っても猫と同じくすぐ隣に里帰りしたことでしょう。

でも、もし私が養子に行っていたら人生は変わっていたかも。。



で、両親は隣の土地６０坪、建物３０坪くらいを欲しいと思い、私に相談がありました。

相談と言っても、義父のように私に買えというものではありませんが。

素人ですので、買うにしてもまずどうしたら良いか分らないのです。

“隣の土地は借金してでも買え”　と言いますので私は賛成しました。

もしかしたら将来嫁に捨てられて、三重の実家に帰るかもしれないし、もしそうなったら

今の実家は弟家族と二世帯住宅になっていますので私の居場所はないのです。

ですから隣に土地があれば、親の面倒も見れるし、家でも建てれば次の嫁の来ても

あるかもしれませんし（笑）。


まず、格安といっても、じゃあ価格はいくらか？

両親もおばさんも不動産の相場は分らないので、いくらにしたら良いかわかりません。

不動産屋に知合いはいません。

私も分りません。

調べてみると、坪１５万くらいです。

格安というと坪５万にしてくれるのか、１０万にしてくれるのかなどの交渉もしないと

いけません。

なかなか長い付き合いなので値切ることも気が引けます。

今であれば私が実家に行って、おばさんと交渉し、話をまとめることもできますが、

その頃は会社員ですので、休みもこんな理由で取れません。

まさか

「社長、実家の隣の土地を買取る話をまとめるので、休みを下さい。」

と言ってもまず却下か、会議で吊るし上げの刑です（笑）。



で、私もこの話を放置していました。

おばさんは両親に売るといっているからゆっくりで良いだろうと。。


でも意外なことが起こりました。

長くなったので、つづきは後で。

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