2010年07月09日

豪邸は思ったほど高くない。。


先日査定依頼のお電話を頂きました。

いつも電話で大体の概要をお聞きし後日

物件を拝見します。


先日の案件は土地も建物もかなり大きく

その分当然希望価格も大きいことになります。


新築時の価格もかなりのものです。

でも年数が経つにつれ価格は落ちていくものです。


建物は古くなればなるほど価値が落ち最後は0に

なります。取壊しを含めればマイナス・・・


土地は古くならないのでそのまま残るとはいいますが

バブル以降ずっと値下がり続けている状況の中

買った時よりは随分値下がりはしています。

もちろん0ではありませんが・・・


売主様は買った時、あるいは建てた時の金額が頭に

焼き付いていますし、何十年も住んだ場所という思い

入れもかなりあります。


ですが大型物件や高級物件、豪邸と言われるもの

ほど本人が思っているより高くは売れないものです。


比較できる取引事例も無いので相場もありません。。

分かるのは土地の値段だけです。


でもその土地も大き過ぎると安くなってしまいます。


ですから査定金額を出すのはとても勇気がいります。

すぐに売れるとは限らず、いくらで売れるかの予想も

付きにくいので買取りもできない場合が多いです。


というわけで、豪邸の査定は物件を拝見している時は

“素晴らしい!” と言いながら、後日低い査定金額を

出さないといけないという矛盾をはらんでいるので

難しいですねというお話でした。


ではまた。









Posted by むらた at 09:26│Comments(0)
 
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