2012年03月30日

人の良い執行官。。

競売で落札した物件の引渡しが大詰めに

入っています。


以前元気な占有者で書いたように開き直った

感じのかたでしたが、執行一週間前になって

私に連絡するのではなく、執行官に電話入れてる

ようです。


昨日執行官から電話があり

“次の引越し先は見つけたんだけど契約するお金が

ないみたいで〇〇万払って欲しいと言ってるけど

村田さん払ってあげるねぇ?考えてあげたらどうね?”

とか

“占有者には居座る権利もお金を要求する権利もないと

強く言い聞かせ、ちゃんと低姿勢でお願いしなさいって

言ってあるから”

とか

“なるべく穏便にやったらどうね?”

なんておっしゃいます。


このかた良い方です(笑)。

私もちゃんと占有者の事は考えてましたよ。

毎回考えてる・・・


執行官のおっしゃる話は2か月も前から

提案してましたから。。

だけど無視するか開き直るかでした。


で、執行が迫ってきて慌て始めたのかもしれませんね。

私にも電話があってとても低姿勢でお願いされました。


もうちょっと早くこういう態度になってくれたら

良かったのにね。。


すでに裁判所に予納金払い、催告もして執行官、

立会人、鍵屋さん、引越業者さんなどにご足労頂いて

ますのでお金も掛かってます。

私の立会いも一応労力が発生している・・・


さらに要求しているお金はけっこう多額です。

さあ、どうしましょうかね。。


注意点は

次の引越先は狭いのにちゃんと荷物を全部持っていくのか。

動産廃棄もお金がかかる・・・

引越す期限を守れるのか。

さらにお金が足りないという要求はしないのか。

自分で引越すというが、室内を傷つけず引越しできるのか。

等々あります。


こちらにはもうすでにこの要求を飲んでも

メリットはほとんどありません。


断行までもうそんなに日もありませんし、

不確実な約束よりちゃんと裁判所から引渡し

を受けた方が固いというのもあります。


このようなパターンけっこう多いです。

ではまた。





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Posted by むらた at 08:25│Comments(3)競売関係
この記事へのコメント
 占有者に怖くもないけどブレーンが付いた可能性もありますね。ここまでくれば、断行した場合とお金を払って出て行ってもらった場合との損得勘定で良いのではないでしょうか。言って来るのが遅すぎますよね。ここで先方の案を飲んだら全て向こうペースになるのが目に見えてます。こちらは法律に則ているだけ。田舎の詐欺師の手口であといくら、あといくらとせびられ、結局なんだかんだと言い始めて予定日に出て行かないと言うことが予想されます。占有者も出産も予定日に出てくれないと困ります。
Posted by レキオス at 2012年03月30日 10:33
勉強になります。
続きを楽しみにしています!

「楽しみ」とは語弊がありますね。

ご報告を御待ちしております!
Posted by 宮城裕 at 2012年03月30日 16:39
レキオスさん

おっしゃる通りです。
こちらがお金を払う一番のメリットは
早期に退去明渡しをしてもらえると
いうことです。
すでにもうそのメリットはありません。
残念です。。


宮城さん

またご報告します。
催告、臨場、断行という流れで進んで
いきますが毎回ドラマがあります。
常にこちらは穏便にそして占有者ためを
考えて動いているつもりですがなかなか
理解を得るのは難しいですね。
Posted by むらた at 2012年03月30日 18:33
 
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